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【チャイナ研修日誌 vol.7】 交流使人生更美好




今回のブログのテーマに入る前に、ここ最近の研修についての概況を簡単に述べと、
まず一つにSEAプロジェクトは現段階でほぼフェードアウェー。
中国では9月が学期始まりであるため、プロジェクトリーダーのサラ
も学校に通わなくてはならず、ほぼコミットできないみたい。
かといってサラを除いたプロジェクトメンバーは僕とトルコから来た研修生しかおらず、
二人で回すのも困難な状況にある。
そもそもトルコからの研修生はこっちに来てからプロジェクトの説明すら受けていない。
T-シャツも賛助を約束してくれた企業から一向に回ってこない。

そういう事情もあって、僕ら研修生2人の今の仕事はvol.3のブログでも少し紹介したが
WYDという学生団体での活動が主になっている。
WYDの中にもいくつかセクションが分かれており、一つはホームページの運営、
それから今メインにやっているのが11月に開かれる国際的なフォーラムに向けた準備。
長くなるのでフォーラムの詳細は語らないが、
僕の仕事は主にフォーラムに召集する人のコンタクトリスト作り、
招待状などの翻訳作業である。
フォーラムには日本を含めた各国から来賓を予定でかなり大がかりなものになるそう。
ただ、どんなに大きなイベントでもその準備は地味なものである。
案外日本でアイセックやっていた時の仕事とそう大差はない。
日本でアイセックをやっていた時に得意だったことはこっちでも割とできるし、
苦手だったことはこっちに来てからも苦手なままである。
だからメンバーで研修に参加しようとする人は普段の活動をしっかりこなすのがいいと思います。
(もっと国内でしっかり活動しておけばよかったと後悔するのは僕だけで十分でしょう。)

さて、WYDの中では当然研修生だけでなく現地の大学生も活動に参加している。
思ったよりスタッフは多くて2,30人近くがこの団体で活動している。
ただ、オフィスに来て活動している子は幹部職っぽい一部の子のみである。
オフィスに通い始めた当初は周りのスタッフの子とあまり話せずにいたが、
2週間近く通い続けるうちに段々と打ち解けられるようになってきた。

昨日、同僚のビル(中国人)が大量の講演会のチケットを
持っている関係から、仕事仲間の5人で講演会を聞きに行くことになった。
正直内容を理解できるとは思わないが、日本の講演会と比べてどう違うかが
気になったので一緒に参加することにした。

場所は僕の家から歩いて5分の場所にあるおなじみ人民大学。
その中の‘明徳堂’という講堂で講演は行われた。
すごく立派な講堂で、日本で言うところでは大体市民会館ホール級の大きさだが
建物の外観はそれ以上に権威が感じられた。
もちろん市大の田中記念館が大きさでは及ぶはずもない。

講演のテーマはこのブログのタイトルにも書いた「交流使人生更美好」である。
高校で漢文を勉強した人ならなんとなく意味はおわかりになると思うが、
つまり「交流は人生をもっと豊かにしますよ」というお題である。
なんとも説教くさいタイトルだが、それもそのはずでこの講演の主催は
‘未来中国’という団体で、中国の各界で活躍している著名人を集めて、
若い人に自らの経験を伝えることを目的にしている。
そのため、人民大学以外にも他の大学でも講演をし、各地で学生を啓蒙しているとのことである。

講演会はパネルディスカッション形式だった。
パネリストは3人で、政府機関の主任、大学院の副院長、有名企業の副総裁という顔ぶれだ。
それにディスカッションの進行役を加えた4人が前に座って話が進んでいった。
進行役を務めるのは中国の国営テレビCCTV(中国中央電視台)のアナウンサー。
カメラも常備回していたので後にテレビに放送されるみたいだ。

講演会は各種いろいろな授賞式にはじまった。
おそらく主催団体に協力した人、よく貢献した人をたたえるものなのだろう。
そうした儀礼的なものが30分ほどあったのちに、ようやくパネルディスカッションが始まった。
正直話している内容の3割くらいしか理解できなかった。
日常会話は結構聞き取れるようにはなってきたものの、
講演会で使われる語彙はやはり日常会話レベルにはとどまらない。
とりあえず分かったことは、交流することって大事なんだなというタイトル通りの教訓であった。

ただ、内容はあまり理解できなかったものの、別の面でいろいろ楽しむことはできた。
さすがにテレビ局の進行ということもあって、講演会の運び方は見ていて舌を巻くものがあった。
学生が企画するものとはさすがに訳がちがう。
進行役のアナウンサーの司会の捌き方は見事なものだった。
また質問の設定も非常に逸秀だと感じた。
50歳を超えるパネリストたちに
「あなたがもし明日、大学一年生になるならば何をしようと思いますか」
と問うてみたり、また観衆を飽きさせないためにも少し話題をずらして
「大学時代にどんな恋愛をしましたか」
などと男女の交流に焦点を当てたりと、しかも、それらの質問がまったく不自然なく
掲げたテーマに集約していく過程は単純にすごいなぁと感じた。

当然パネリストの話もおもしろい。(周りの雰囲気から察して・・)
前に座って話すだけのことはあって、皆概して喋りがうまい。
声の抑揚、オーバーな身振り、頻繁に挟まれるユーモア。
講演会は最後まで緊張感を保ち続けた。
(僕は肝心の笑いどころをほぼ押さえることができず、
まわりが笑うのを見てああここが笑いどころだったんだなと後で知るしかできなかった。)

人と人との交流が主題であるが、話は国と国との関係にまで及んだ。
特に日本との関係を引き合いにして話す回数は非常に多かった。
やはり中国では日本は依然として関心の高い国であることが分かる。
ある学生が質疑応答の時に
「中国と日本の関係はどうあるべきですか?」
と問うたところ、パネリストの一人が答えるに
「もちろん過去の歴史に遺恨があることは確かだ。歴史はしっかりと踏まえなければならい。
しかしだからと言って、これからもずっといがみあっていくわけにもいかない。
私は中国にとって日本と協力していくことはプラスに働くだろうと思っている。
特にこれからの日中関係を担っていく君たちは戦争というもの直に体験したわけでないから、
そういった戦争の記憶がない分、君たちの時代はまた先代とは違った関係が築けるだろう。」
前段で歴史の問題に配慮した上で、概ねこれからの日本との関係については
前向きに協力して行かねばならないということだった。

講演会は儀礼を除いて大体2時間ほどあったが、
その内の30分ほどは学生からの質疑応答の時間に当てられた。
30分も質疑応答と聞いて日本人ならば長いと思う人がいるかもしれない。
日本で(特に学生相手に)講演会を開くならばこうも長時間質疑応答の時間をとったりはしないだろう。
きっと手を挙げて質問する人が少なくて会場が静まり返ることが予想されるからだ。
だが、3枚目の写真を見てほしい。
多くの学生が手を挙げている。
この写真では一部しか枠にしか納めることが出来なかったが、
実際は会場の前から後ろまでビッシリと手が挙がっていた。
手を挙げるか挙げないかで、その国の学生の質を測るのはいささか強引な話だが、
やはりこの光景を見せつけられると、日本の学生に物足りなさを感じずにはいられない。

この講演会でもそうだが、研修を通して僕が一番感じたことは日本と他国の大学(生)との違いだ。
それはまた自身にとって一番の学びであったと思う。
深くアイセック人民大学委員会に関わったこと、WYDという学生団体の活動に携わったことに起因するのだろう。
この点に関しては帰国後にでもまた整理してまとめたいなと思う。

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